ダイナムジャパンホールディングスは11月25日、2023年3月期の中間連結決算を公表した。
営業収入は、56,195百万円(前年同期比10.4%増)、営業利益 3,881百万円(前年同期比42.2%減)、中間利益1,183百万円(前年同期比65.4%減)と増収減益で推移した。
コロナウイルス感染症の感染拡大、沈静化が繰り返される状況のなか、段階的に行動制限が緩和されるなど社会経済活動が正常化しつつあるものの新たな変異種株による感染再拡大や原材料価格の高騰、急激な円安による物価上昇懸念の高まりもあり依然として先行き不透明な状況が続いている。
パチンコ業界においては、パチンコ機における複数の人気機種の台頭やスロット機における規制見直しに対応した新基準機の導入が順次進んでおり同社の営業収入は前年同月比で増加傾向となった。
営業収入は増収を確保した一方、遊技機の減価償却負担の上昇、電気代の高騰など営業経費が大きく増加しており、経費削減策に努めたものの減益となった。同社は、引き続き感染防止対策に万全を期した営業に努めるとともに、今般導入されたスマート遊技機(メダルレスパチスロ機)など新たな設備投資を積極的に行うことで、今後の収益力回復を図るとしている。
なお、株主への中間配当については、1株当たり2円50銭となった。
ダイナムジャパンホールディングスは、日本全国にパチンコホールを展開する株式会社ダイナムを含む3社のパチンコホール経営会社および、その他グループ会社を保有する持株会社。
2012年8月香港証券取引所に株式上場している。