ウィン・マカオは、米国の親会社のウィン・リゾーツの経営方針に従うことを認め、来年初めにマット・マドックス現CEOが辞任後、クレイグ・ビリングス氏を同社の新CEOに任命する。
マドックス氏は2022年12月31日まで社外取締役として同社取締役会に残る一方、ビリングス氏は2022年1月31日からウィン・マカオのCEO職を引き継ぎ、社外取締役から業務執行取締役に再任される予定。
マドックス氏は先月、新たなキャリアを模索したいという理由により、同社での勤続20年間と最高位職での4年を経て、来年辞任すると発表した。同氏がウィン・マカオとウィン・インタラクティブの取締役会に一時的に残留すると決めたのは、ウィン・リゾーツの取締役会員からの要請を受けてのこと。
ビリングス氏は、元ウィン・リゾーツ社長であり、先日同社のインタラクティブ部門のCFOに任命されたが、それに加えて先月、マドックス氏の後任としてウィン・リゾーツの新CEOに指名された。
ウィン・マカオは昨夜出した報告書で、マドックス氏は同社のゲーミングコンセッションを保有するウィン・リゾーツ(マカオ)SA(WRM)の取締役会会長を含む同社子会社の取締役および役員としての地位を辞任すると付け加えている。
「一定のマカオの規制手続きが完了することを条件として、ビリングス氏がWRMの取締役会会長に就任する」とある。
同氏は2017年3月にCFOとしてウィン・リゾーツに加わり、2018年8月以降ウィン・マカオの取締役員を務めている。それ以前は、アリストクラート・レジャー、NYX ゲーミング グループ、IGT、ゴールドマン・サックスで役員および取締役を務めていた。