メルコリゾーツ&エンターテイメントは11月15日(月)に行われた上棟式で、マカオの統合型リゾート、スタジオシティの第2フェーズ開発のデザインコンセプトを発表した。
13億米ドル(約1480億円)を投じて2022年12月にオープン予定のスタジオシティ第2フェーズは、シティー オブ ドリームス マカオのモーフィアスを設計し、メルコの横浜での統合型リゾートのコンセプトを共同設計したザハ・ハディド・アーキテクツが設計を担当した。
スタジオシティを、「アール・デコ時代の豊かなディテール、際立つ幾何学模様、職人技を現代的に解釈した」と説明した同社。ゲーミング以外の施設では、今年初めにオープンしたアジア最大級の屋内外ウォーターパーク、2つのレギュラーハウスと4つのVIPスイートからなる6スクリーンのシネプレックス、そして最先端のMICEスペースがある。
「スタジオシティ第2フェーズはメルコの多様化への取り組みを示している」と、同社会長兼CEOのローレンス・ホー氏は15日の式典で述べた。ディビッド・シスク氏、クラレンス・チャン氏、ケビン・ベニング氏、レイモンド・ロー氏をはじめとする同社幹部も出席した。
「13億ドル(約1480億円)の投資のうち99%が非ゲーミング施設に充てられている。 新しいタワーには約900室の高級ホテル2軒があり、多くの宿泊客を受け入れられる」。
「また、エンターテイメントに関しては、さらなる充実を図った。実際、スタジオシティは、コタイの競合施設すべてを合わせたよりも多くのエンターテイメントを提供することになるだろう」。
総床面積約25万平方メートルの第2フェーズでは、さらに2,300平方メートルのゲーミングスペース、21,000平方メートルの小売店、家族連れに向けたキッズゾーン、アジアから多種多様な料理を提供する新しいフードストリートなども設けられ予定である。
「メルコは、レジャー観光の世界的中心地として、マカオの継続的な発展に貢献してきた実績がある」とホー氏。
「スタジオシティ第2フェーズは、当社のマカオに対する継続的なコミットメントを再確認するとともに、アジアおよび国際的にマカオの非ゲーミング分野の強化に貢献する。本プロジェクトの建設期間中、中央政府とマカオ政府の支援に感謝している」。
同社のマカオ・リゾート最高執行責任者であるディビッド・シスク氏は、「スタジオシティは2015年のオープン以来、そのユニークなエンターテイメントのテーマと体験により、マカオの主要目的地となっている。今回の拡張プロジェクトは、当社が現在提供している次世代のワールドクラスのエンターテイメントを補い、スタジオシティならではの体験をさらに高めるものだ」と述べた。