サンシティグループが共同所有し、ベトナム・クアンナム省にある統合型リゾートのホイアナは、今週、米国からの約430人の観光客を迎える際、同国のワクチンパスポートプログラムに参加する最初のホテルの1つとなる。
地元の報道機関VN Expressによると、観光客は国際線2便に分かれて到着するようだ。最初の便は203人の乗客を乗せ17日(水)にチュライ空港近くに着く予定であり、次の日の18日(木)に2便目が226人の乗客を乗せて到着予定である。
彼らは隔離規則に基づきホイアンに7日間滞在後、歴史的な都市のホイアンやミーソン遺跡など、双方ともユネスコの世界遺産に登録されている地元観光地への訪問が許可されることになっている。
Inside Asian Gamingが以前に報道したように、ベトナムの文化体育観光部は、キエンザン、カンホア、クアンナム、ダナン、クアンニンの5つの都市と州を指定している。国境再開に向けた計画の第一段階として、これらの都市と州では今月から外国人観光客の受け入れが可能となる。
ただし、観光客はワクチン接種の完了、指定旅行代理店でのパッケージツアー予約、出発前72時間以内の新型コロナ検査で陰性結果の取得、そして到着前に居住地と滞在先の確認をしなければならない。
今週のアメリカからの観光客到着は、2020年3月の新型コロナ感染拡大により国際線全線が停止となった約2年後にベトナムで最初となる外国人観光客の受け入れの一部象徴となる。
ホイアナは2020年半ばにソフトローンチを実施したが、外国人観光客らが減ったため、IRの10億米ドル(約1,140億円)をかけた第1期開発のグランドオープンの計画が遅れていた。サンシティは先日、2021年上半期のホイアナでのGGRが1,300万米ドル(約14.8億円)で、20年下半期の590万米ドル(約6.7億円)から回復したと報告した。
第1期開発では、香港のローズウッド・ホテルグループが運営する4つのホテルブランド、ホイアナ・レジデンス、ロバート・トレント・ジョーンズII設計のゴルフ選手権用コース、多数の本格アジアンレストラン、そしてホイアナ・サンシティ・カジノが作られる予定である。