マカオ当局が市内全域での新型コロナ感染拡大防止策を推し進めた為、当初10月9日土曜日に予定されていた同市のゲーミング法の改正案に関する4回の公開協議の2回目が延期されたことが、5日(火)明らかになった。
42歳のベトナム人非居住労働者が、マカオの75症例目の新型コロナ感染症例として判明後、ゲーミング検査協調局(DICJ)は声明で今回の延期を発表した。マカオ政府は4日(月)、この労働者が3件の感染例に関連していると報告し、マカオの全ての人を対象とした3回目の大規模集団検査を発表した。
現在、さまざまな公共の娯楽施設が6日(水)から営業を停止することを余儀なくされており、対象施設は以下の通り。
映画館、劇場、屋内アミューズメントパーク、ビデオゲームアーケード、インターネットカフェ、ビリヤードとボウリングルーム、サウナとマッサージ施設、美容院、ジム、スポーツクラブ、カラオケ施設、バー、ナイトクラブ、ディスコ、ダンスホール、キャバレー 。
カジノは営業の継続が許可されているが、マカオ半島のフェリーターミナルの近くにあるカジノ オセアナスは、先週感染者が訪れており消毒作業のため閉鎖されている。
SJMリゾーツは5日(火)、以下のように述べた。「弊社は、マカオ特別行政区政府によるウイルスの封じ込め対策を全面的に支援し、政府が規定する疾病管理措置を遵守している。
政府の予防および管理ガイドラインに従い、カジノ オセアヌスは消毒作業のため一時的に閉鎖をしているが、ハイアライ ビルとホテル ハイアライのゲーミングエリアは通常通り営業を行っている。
SJMは、政府およびすべてのマカオ市民と共に、コロナウイルスの蔓延防止と地域社会の迅速な回復への取り組みに断固たる決意で立ち向かっている」。
マカオは入境政策も強化しており、マカオから離境したい人は、過去24時間以内の新型コロナウイルステストの陰性証明を取得する必要があるが、これは以前の48時間から短縮されている。
以下の高リスクの国からマカオに入境する個人旅行者は、 過去7日以内の3つのウイルス検査の陰性証明の提出が義務付けられている。
バングラデシュ、ブラジル、カンボジア、インド、インドネシア、イラン、ネパール、パキスタン、フィリピン、ロシア、南アフリカ、スリランカ、タンザニア、トルコ。
上記以外の国から旅行者は、過去48時間以内の単一のウイルス検査の陰性証明の提出が必要である。12歳以上の個人は、到着の14日前までにワクチンを完全接種したことを示すワクチン接種証明書を提示するか、新型コロナワクチン接種を受けるのに適していないことを証明する必要がある。
珠海市はマカオからの個人訪問者に対する14日間の強制的な隔離措置を継続して行っているが、中国本土の他の都市はまだそのような制限を課していない。
当局は5日(火)、先日のクラスターで陽性となった4人の建設労働者のうちの1人が、先週陽性と判明した警備員と同じバスに乗り、同じ手摺りを触っていたことを明らかにした。これを踏まえて衛生局は、市中内で感染源を見つけられれば状況を制御できると確信している。