フィリピンのゲーミング規制当局であるPAGCORは、エンターテインメント・シティでの取引量減少の影響を受けて、2021年6月30日までの3カ月間に認可カジノの収益が前四半期比で27%減少し169.9億比ペソ(約371億円)になったと報告した。
マニラ首都圏は依然として新型コロナによる制限の影響を受けており、エンターテインメント・シティにリストされているカジノ、つまりシティ・オブ・ドリームズ・マニラ、オカダマニラ、リゾートワールド・マニラ、ソレアリゾート&カジノからのゲーミング粗収益が、3月四半期から30.5%減少し146.7億比ペソ(約320億円)となった。
この数値は、クラークにあるカジノの19.1%の利益を22.4億比ペソ(約49億円)に相殺している。
PAGCORの自営ゲーミング事業のGGRは、27.3%減の18億比ペソ(約39億円)になり、そのうちスロットマシンの収益は10.7億比ペソ(約23億円)で59.2%を占めている。
PAGCORが先月、21年第2四半期のゲーミング事業収入が前年同期比19.9%減、前四半期比14.2%減の147億8,000万ペソ(約323億円)となったことを発表した後、21年第2四半期の業績の更新がなされた。