韓国・仁川にある外国人専用の統合型リゾートのパラダイスシティは、7月22日(木)に宿泊した客がその後、新型コロナウイルスの陽性反応を示したとの連絡を当局から週末に受けたが、営業を継続すると述べた。
同リゾートのウェブサイトに7月26日(月)掲載されたこのニュースは、韓国で新型コロナの新たな波が発生したことを受け、当局が警戒レベルを仁川を含むソウル首都圏で最高のレベル4に、その他ほとんどの地域でレベル3に引き上げている最中に発表された。
韓国では新型コロナの1日の感染者数がこの1週間で1,000人を超え、26日(月)には新たに1,318人が報告された。その多くが感染力の強いデルタ株であるとされる。
しかし、パラダイスと日本のセガサミーホールディングスの合弁会社であるパラダイスシティは月曜日に、検疫当局による施設内の疫学調査が行われたことを発表し、「お客様や従業員の安全を確保し、感染拡大を防ぐべく、検疫当局と密接に協力して追加の検疫作業を行っているため(当社の)ホテルやリゾートの利用に問題はない」と述べた。
同社は、検疫ガイドラインに徹底的に従ったと述べている。
ソウルのカジノも、警戒レベルの引き上げ中においても営業を継続。しかし、定員は30%に制限され、午後10時までにクローズとなっている。