オカダ マニラを運営するタイガーリゾート レジャー アンド エンターテインメント インク(TRLEI)は、21年第2四半期に2億400万ペソ(約4億4,800万円)のEBITDA損失を計上したが、マニラ全域での新型コロナウイルスの規制緩和により、6月には黒字に転換した。
オカダマニラのEBITDAは、4月と5月に3億7,200万ペソ(約8億1,700万円)の損失を計上した後、6月には1億6,700万ペソ(約3億6,700万円)の黒字を記録。これは、4月の4億8,400万ペソ(約10億6,300万円)から5月の6億9,400万ペソ(約15億2,500万円)、6月の14億4,000万ペソ(約31億6,300万円)と、四半期を通したゲーミング粗収益(GGR)の増加を反映している。21年第2四半期の総GGRは、26億1,000万ペソ(約57億3,400万円)であった。
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、マニラを最も厳しい強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)下に置いたため、同市のカジノは3月下旬に営業を停止。その後、4月中旬には修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)、5月中旬には一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)に緩和された。
5月下旬には、市内の4軒の総合型リゾートを含む計13のホテルにフル稼働の許可が下りている。
業績の回復に伴い、同社の第2四半期のGGRは15億1,000万ペソ(約33億1,400万円)、6月のGGRは8億3,700万ペソ(約18億3,700万円)となり、VIPセグメントがリード。同四半期のマスゲームの売上は5億2,600万ペソ(約11億5,500万円)、マシン売上は5億2,800万ペソ(約11億5,900万円)であった。
同四半期の訪問客数208,024人のうち、154,159人が6月に訪問している。
新型コロナが当初発生中の20年第2四半期には、収益ゼロを報告した。