サイパンのゲーミング規制当局では、インペリアル・パシフィック・インターナショナル(以下、IPI)のカジノの長期に渡る閉鎖と、先日のゲーミングライセンスの停止を受け、半分以上の従業員が削減されている。
地元メディアの報道によると、連邦カジノ委員会(CCC)は、予算削減のために今週22人の従業員に対し理由なく60日間の解雇通知を行ったが、一方その他多くの従業員は今後の彼らの仕事を取り巻く不確実性ゆえに代わりとなる雇用機会を見つけている。
総じてCCCの人員は60%削減となり、現在のニーズに対応するのに必要不可欠とされている人員のみが維持されている。
今回の解雇は、IPIのカジノが新型コロナ感染拡大により2020年3月17日に最初に営業を停止して以来、16カ月目となる閉鎖を経て行われる。
同社はカジノライセンスに基づく複数の要件に準拠しなかったためにカジノライセンスが一時停止となっており、また1,550万米ドル(約16.7億円)のカジノライセンス料と310万米ドル(約3.3億円)の規制管理手数料、および660万米ドル(約7.1億円)の罰金返済のために6カ月間の猶予が与えられている。万一対応できなかった場合は、ライセンスが取り消しとなるリスクを抱えている。
IPIは現在、ライセンス停止に関する司法審査を求めている。