新型コロナウィルス対応調整センターによると、6月15日(火)時点で、マカオのゲーミングコンセッション保有4社で働く約6,000人の接客従業員が、政府による最新のワクチン接種率向上の一環として、新型コロナワクチン接種を受けた。
政府は最近、5月下旬の時点で第1回目のワクチン接種率が人口のわずか13.7%であったマカオの低いワクチン接種率に懸念を示した後、ワクチン接種推進戦略を考案するためにコンセッション保有6社と会談した。その結果、一連の教育セミナーと従業員やその家族の福利厚生としてマカオのIR施設内に一時的なワクチン接種会場を設置した。
衛生局は6月15日(火)、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ、MGMチャイナ、メルコリゾーツ、サンズチャイナでの集団接種を実施し、約6,000人の従業員がワクチン接種を終えたと述べた。ウィン・マカオのワクチン接種計画は6月14日〜17日まで実施され、SJMでは来週さらに4日間のワクチン接種が行われる。
政府は、今回の施策によるワクチン接種者は、約1万人に到達すると考えている。
ワクチン接種状況のニュースが出るつい1週間前、マカオ政府観光局は、隣接する広東省での最近の感染者数増加を受けて、ホテル及び統合型リゾートの全従業員と客に対して、マスク着用、体温チェック、マカオヘルスコードの提示を求めていた。
マカオでは18万1,000人以上が新型コロナワクチンを接種しており、その割合は明らかに加速し始めている。政府はまた、今週末にマカオ到着予定の、27万用量のシノファーム製(Sinopharm)ワクチンと、1万5,000用量のバイオテック製(BioTech)ワクチンと一緒に同社製ワクチン1万用量を新たに保管している。
同政府は、全ての国民に十分な量のワクチンを供給することを強調し、国民がすぐにでもワクチンを接種するよう勧めた。