シンガポールの統合型リゾートであるマリーナベイ・サンズとリゾートワールド・セントーサは、シンガポール保健省が新型コロナウイルスによるロックダウンを解除するための2段階プロセスの第1段階を発表したことを受け、今週から収容人数が増加する。
6月14日(月)の時点で、アトラクション、クルーズ、博物館、公共図書館など、さまざまな事業者の収容人数の上限が25%から50%に引き上げられ、ホテルでは客室の利用者数や結婚式の参加人数の増加など、さまざまな規制が緩和された。
マリーナベイ・サンズはこの日、1つのゲーミングテーブルに2人までしか座れないという条件を撤廃しており、21歳以上の利用であることを改めて示している。
来週21日(月)には、250人までのMICEイベントの再開や、1グループ当たり5人までのレストランでの食事など、さらなる規制の緩和が予定されている。
シンガポールでは、6月14日(月)に新たに18人の市中感染者が報告された。
今回の規制緩和は、マリーナベイ・サンズが最近の感染拡大を受け、約7,500人の従業員と800人の請負業者に対して大規模検査を実施したところ、全員が陰性であったことを明らかにしてから2週間後に行われた。
同リゾートでは2人のディーラーが陽性と診断され、大規模な清掃のために2日間営業を停止したのち、5月19日にカジノの営業を再開している。