長崎県は29日、IR(統合型リゾート施設)事業者の公募に対し、参加登録申請者数が5者であったことを発表した。参加登録は1月7日から28日までの期間で行われた。
県は今後、登録者の参加資格審査を実施し、審査を通過した登録者は第一次審査へと進む権利を得る。第一次審査の書類受付期限は3月1日(予定)。審査委員会による審査を受けて3月中旬頃(予定)に第二次審査参加者を3者まで選定し公表する。その後、廉潔性調査や競争的対話等の実施を経て、8月に設置運営事業予定者および次点設置運営事業予定者を選定する予定。審査の結果及び審査の評価の過程は選定後速やかに公表するとしている。第一次審査へ進む者が3者以下である場合には、第一次審査を省略し、全て第二次審査へと進む。
九州・長崎IRには、オシドリ、カジノオーストリア、カレント、ピクセルカンパニーズの4者がこれまでに応募の意向を表明している。今回応募した5者の内1者は不明。県は5者の参加資格を審査した後、事業者名を公表する方針だ。
オシドリは米部族カジノ事業者のモヒガン・ゲーミング&エンターテインメントと、ピクセルカンパニーズは仏カジノ大手パルトゥーシュ・グループと、カレントは香港に上場するゲット・ナイス・ホールディングスとそれぞれ手を組み、IR運営事業者を目指す。