仁川経済自由区域庁(IFEZ)は、モヒガン・ゲーミング&エンターテインメント(MGE)から、新型コロナウイルスによって最近遅れが出ている統合型リゾートのインスパイア・コリアへの開発工事を促進させるために、元々第2フェーズのために予定されていた2億米ドル(約209億円)の投資を前倒しで行う確認を得たと話す。
IFEZの発表によると、モヒガンからの資金注入は、インスパイア・コリアが「新型コロナ危機からより早く切り抜ける」助けとなり、同施設は建設を予定通りに戻し、プロジェクトのさらなる資金調達の活性化が実現できるという。
モヒガンは昨年、16億米ドルの建設費には自社財源からの3億米ドルに加えて「優良な」韓国の団体からなるコンソーシアムからの9億米ドル、仁川国際空港公社による2億米ドル相当のインフラおよび改善費、そして融資による2億米ドルが含まれると説明していた。今回の2億米ドルは、モヒガンの第2フェーズ投資の一部になる予定となっていたが、前倒しで新型コロナウイルスのパンデミックからの回復支援に持ち出されることになった。それによって同社の投資総額は5億米ドルになる。
仁川国際空港近くの約440万㎡の広さの土地に開発されるインスパイア・コリアの第1フェーズが完成すれば、面積は160万㎡、150台のゲーミングテーブルと700台の電子ゲーミング機が設置され、1万5千人収容のアリーナ、プールや乗り物がある空調完備の屋内ドーム、飲食店やショップ、19,000㎡の会議・イベントスペースそして1,250室の客室などが作られる予定。
IFEZは、最新情報の中で、直近の資金注入が実現された背景には、IFEZと産業通商資源部が投資家たちへの2週間の自主隔離義務免除を実現したことがあると述べた。
IFEZの李元宰(Lee Won Jae)庁長は、「インスパイアIRがそのような勇気ある決断をしたことを大変うれしく思う。
IFEZのエンターテイメント業界にとって素晴らしい贈り物だ。特に観光業界全体がコロナ禍で苦しんでいる今のような時期には。それがパラダイス シティやシーザーズ・コリアなど他のプロジェクトに新たな良い雰囲気を作り出すと確信している。
我々IFEZは、これまでもずっとインスパイアIRを支援しており、継続して規制上のニーズ、そして可能なことはどんなことでもサポートしていくつもりだ。庁長として、IFEZエンターテイメント業界が、北東アジアで最も人気のある観光地になるよう最大限努力することを約束する」とコメントした。
インスパイア・コリアは2022年開業予定。