韓国の外国人専用カジノ事業者、パラダイスが10月にカジノ売上が223億6,000万ウォン(約20億円)となったことを報告した。前年比では72.2%の減少となるも、前月比では9.0%の増加で推移した。
新型コロナウイルスによる世界的な国境封鎖が外国人客の訪問を妨げたことで、今回の結果の中でテーブルゲーム売り上げは73.4%減の204億1,000万ウォン(約19億円)、スロットマシン売り上げは50.4%減の18億ウォン(約1.7億円)となった。
それまでは現地駐在員が、パラダイス シティ、パラダイス・ウォーカーヒル、釜山カジノそして済州グランドの4つのカジノに、少ないながらも安定した売上をもたらしていた。それら4つのカジノは3月末に短期間営業を停止し、済州グランドが4月13日から、残りの3つが4月20日から営業を再開した。
仁川にある統合型リゾート、パラダイス シティも9月初めに休業に入り、その後数人のスタッフの新型コロナウイルス陽性が判明した。しかしながら、カジノおよびゲーミング以外の一部の施設は数日以内に営業を再開した。
10月カジノ売上が前月比で改善した一方で、実際のところテーブルドロップは7.7%減の1,255億4,000万ウォン(約116億円)となっており、前月比での改善のうらには一部運の良さが関係していたことを示している。
2020年1月からの10か月間のパラダイスのカジノ売上は56.3%減の2,833億ウォン(約262億円)となった