ウィン・リゾーツのマット・マドックスCEOが、同社は日本での活動を少なくとも4カ月前に停止していたことを明かした。現在の主要市場であるラスベガスとマカオにエネルギーを再度集中させるためだという。
同社は今週、最近の横浜オフィス閉鎖はパンデミック後の市場に合致させるための事業の進化だと説明し、マドックス氏は、アジア時間水曜早朝に行われた20年第2四半期業績報告の中で、アナリストたちにその理由について、今は日本での開発に集中すべきタイミングではないと話した。
同氏は、「日本での過去10年間の活動は、実際に積極的に動くというよりも、見守るというものだった。何年も、何年も状況を見守ってきて、そのビジネスがどのようなものになるのか、世界がどうなっていくのか、そしてそこでの規制は実際どのようなものになるのかがもう少し明らかになるまでは活動をほぼ停止するという決断を3月に下した。4カ月ほど前のことだ。同市場に関心がないという意味ではなく、ただ、今は当社の焦点ではないということだ」と述べた。
ウィンは今週に入って、Inside Asian Gamingからの問い合わせに対して、横浜オフィスの閉鎖は、日本から撤退しているという意味ではなく、「日本市場およびそこでのIR開発には引き続き関心を持っている」と話した。
ウィンは当初のターゲットであった大阪から撤退し、横浜でのIR開発に関心を示しているとされていた5社の1社とだった。