サントラスト・ホーム・ディベロッパーズが、過半数株主であるサンシティの子会社、フォーチュン・ノーブルとの間で融資契約を結び、フォーチュン・ノーブルがマニラのウェストサイドシティ・リゾートワールドでのホテル及びカジノ開発費として元本総額73億比ペソ(約157億円)を貸し付ける。
ホテル及びカジノの開発が予定されているエンターテインメント・シティの土地利用を目的とした今回の貸付は、サントラストからウェストサイドシティ・リゾートワールドに3回に分けて支払われ、米ドルで1億4,800万ドルに相当する。
金曜のフィリピン証券取引所への報告書によると、フォーチュン・ノーブルは、サントラストから年率5.25%の利息を受け取る。
サンシティの100%子会社であるフォーチュン・ノーブルは、サントラストの51%を保有しており、不動産開発会社のメガワールド・コーポレーションが43.5%、そしてオーロラ証券が残りの5.5%を保有する。
2022年末頃完成予定の同グループによるホテル及びカジノ開発には7億米ドルの費用がかかる見込みで、土地の広さは約44,000㎡、建物の床面積は182,000㎡。
同プロジェクトには、VIPとマスゲーミングの両方で400台のゲーミングテーブルと1,200台のスロットマシン、そして5つ星ホテルの客室400室と960台分の駐車場が含まれており、2022年第4四半期の開業が予定されている。ウェストサイドシティ・リゾートワールドタウンシップにはまた、グランドシアター、複数のショッピングモール、2,000台の駐車スペースなども作られる予定。