シンガポールのリゾートワールド・セントーサの元ディーラーに対して、2019年の2カ月間に12万4,000シンガポールドル(約960万円)相当のカジノチップを盗んだ罪で、20カ月以上の実刑が言い渡された。
ザ・ストレーツ・タイムズ紙は、マレーシア人の25歳のヨー・チョン・チェンは、ディーラーとして働き始めてから約2年後の2019年6月と7月に、フロートから1,000シンガポール・ドルのチップを抜き取り、シャツの中に忍ばせて盗んだと報じている。その後、ヨーは休憩中にロッカーの中にチップを隠し、別の日に弟や友人に換金させていた。
最終的に、監視によって2019年7月12日にバカラで札を配りながら、3枚のチップを盗むところが見つかり逮捕に至った。
闇金への借金返済のために金を盗んだヨー受刑者は、1,000SGドルチップを合計124枚を盗んでおり、そのうちの約6万5,000SGドルが弟と友人に手渡され換金された。取り戻せたのはチップ3枚のみだった。
ヨーは背任罪での有罪を認め、教唆も認めた。合計で最長35年の実刑を言い渡されていた可能性があった。