6月、マカオのゲーミング粗収益(GGR)が、前年比97.0%減のたった7億1,600万パタカ(約96億円)に落ち込んだ。これは過去最低の数字で、収益は3カ月連続で90ポイント以上減少している。
ゲーミング監察協調局(DICJ)が水曜公表したこの数字が出る前の3月末ごろ、広東省はマカオから到着した人全員に14日間の隔離を義務付け、訪問者数は過去最低に落ち込んでいた。
その後、一部のマカオ住民への制限は緩和されたが、マカオへの入境を希望する中国本土の人々については緩和されていない。しかしながら現在、マカオ、広東省そして香港の間で「トラベル・バブル」の可能性に関する協議が進められている。 香港は今週、マカオまたは中国本土から到着する人への14日間の強制隔離措置を8月7日まで延長した。
マカオのDICJは以前、4月にGGRが前年比96.8%減の7億5,400万パタカ、5月は93.2%減の17.6億パタカに落ち込んだことを報告していた。
2020年1月から5月までのマカオのGGRは前年比73.7%減となる330億パタカ(約4,440億円)に減少した。2019年同期間のGGRは1,257億パタカだった。