和歌山県は1日、誘致をめざす統合型リゾート(IR)について、運営に応募した企業が事業提案を提出する期限を8月31日から10月19日に延期すると発表した。日本経済新聞が伝えた。
新型コロナウイルスの影響で応募企業の活動が制限されていることに配慮した。運営事業者を決める時期も11月中旬から2021年1月ごろに変えた。25年春ごろのIR開業目標は維持する。
和歌山県は3月にIR事業者の公募を始め、カナダに本社があるIR投資会社「クレアベスト・グループ」とマカオなどでカジノ関連事業を展開する「サンシティ・グループ」が応募している。
IRを巡っては大阪府・市、横浜市、長崎県、和歌山県が誘致に名乗りを挙げている。ただし、新型コロナの影響を受け、大阪府・市も事業提案の提出期限や事業者選定の時期を3カ月先送りしている。