韓国のパラダイス、3月のカジノ収益は60.5％の激減

　韓国のカジノ事業者であるパラダイスは、新型コロナウィルスの影響が出始め、3月のカジノ収益は前年比60.5％減の197億3,000万ウォン（約17億2,093万円）であると報告した。

　パラダイスは3月24日に、新型ウイルスの蔓延拡大を防ぐための政府の措置に対応して、4月6日までの2週間、運営する4つのカジノ（パラダイス・ウォーカーヒル、済州グランド、釜山カジノ、および統合型リゾートのパラダイスシティ）を、閉鎖すると発表した。

　ゲーミング取引高はすでに落ち込んでおり、同社のカジノ収益は前年同期と比べ499.4億ウォン減少し、2020年2月に報告した641億ウォンから69.2％減少した。テーブルゲーム収益は、69.1％減の602.6億ウォンから186億ウォンとなり、さらにマシン収益は、70.6％減の30.84億ウォンから11.30億ウォンまで落ち込んだ。

　売上高は、前年比で74.8％減少し、前月の2月比も同程度に近い、1,288.9億ウォンであった。

　2019年の同時期と比較して21.8％増となったカジノ収益は、1月と2月にかけて力強い年明けスタートを切ったが、パラダイスの収益は2020年の最初の3カ月間で3.8％減の1,552.3億ウォンとなった。