オーストラリア連邦政府が不要不急のサービスの営業停止を発表したことを受けて、オーストラリア全土のカジノ、パブそしてクラブが月曜から休業する。
今回の営業停止措置は、日常生活に必要不可欠とは見なされない様々なビジネスが含まれており、政府は中でも、カジノ、パブ、クラブに加えて、映画館、ナイトクラブ、ジム、屋内スポーツ場そして礼拝所などを具体的に挙げた。
スーパーマーケット、オフィスビル、銀行、ガソリンスタンド、薬局、コンビニ、貨物輸送および流通などのビジネスは営業を続ける。
オーストラリアのカジノは日曜まで完全閉鎖の要請に抵抗しており、スター・エンターテイメント・グループは先週、代わりに、シドニー、ブリスベン、そしてゴールドコーストにある施設を「徹底清掃」のために毎朝4時間閉鎖することを発表していた。
クラウンリゾーツは、政府による営業停止発表前の日曜早朝に声明を出し、クラウン・メルボルンのメインゲーミングフロアの閉鎖を発表していた。しかしながら、同社は営業を続ける数多くのエリアを指定し、一度にそれぞれの場所でプレイできる人数を最大100人に制限するとしていた。それらのエリアには当初、クラウン・メルボルンのハイリミットゲーミングエリア、そして驚くことにそのポーカールームも含まれていた。
クラウンリゾーツもスター・エンターテイメントも月曜朝の時点で政府の最新の封鎖措置に関して新たな声明を発表していないが、スカイシティ・エンターテイメント・グループはマーケットリリースを出し、アデレード・カジノの営業停止を正式に発表、そして2020年6月期年度の利益予想を撤回した。
ASXの発表を待つ間、クラウンおよびスター株両方の取引は月曜時点で停止されている。