韓国のカジノ事業者、パラダイスが、2019年度に149億6,000万ウォン(約13億5,830万円)の利益を発表した。仁川のパラダイス シティ統合型リゾートでのカジノ売上が増加したことが大きな要因となっており、2018年の210億5,000万ウォンの損失からは大幅回復となった。
水曜韓国取引所への報告書の中で19年度業績を報告したパラダイスは、2019年の総売上が、2018年の7,876億2,000万ウォンから24.4%増の9,794億3,000万ウォンに達したと述べた。同社は、パラダイス・ウォーカーヒル、済州グランドそして釜山カジノも運営する。カジノ売上は4,083億1,000万ウォンで、前年からは5.4%増加した。
とりわけ、パラダイスは、2018年に報告したパラダイス シティでの3,016億ウォンの売上からは53.6%の増加となる19年度の4,631億7,000万ウォンの統合型リゾート売上と、グループ全体の総収益の中でIRが占める割合が50%をわずかに切るまでに拡大したことを挙げた。
パラダイス シティはパラダイスが55%、日本のセガサミーが45%を保有する合弁事業。提携する両社は、セガサミーが積極的に横浜をターゲットにする日本でのIRレースで協力する可能性を以前から示唆している。
水曜の報告書の中で、パラダイスは19年第4四半期に96.6億ウォンの損失を計上したことを報告しており、2018年12月31日までの3か月間に報告された271.5億ウォンの損失からは縮小している。2019年第4四半期の統合型リゾート売上は1,315億ウォンへと50%のプラス成長となり、カジノ売上は1,065億8,000万ウォンにのぼった。