MGMリゾーツの会長兼CEOであるジム・ムーレンは、今週、12年間務めた役職を辞任すると発表したが、彼の将来は会社の日本部門にあると示唆した。
ムーレン氏は、木曜日のMGMの2019年第4四半期および通年の決算が発表される少し前に衝撃的な決断を明らかにした。それは取締役会が、「最高経営責任者の役割を担う候補者を迅速に特定および評価する」ための独立取締役会をすでに設置している。 ムーレン氏は、後任が指名されるまで会長兼CEOの職を継続して務めるということを表明した。
しかし、58歳のムーレン氏は、同社の四半期ごとの決算報告期間中アナリストが彼の将来について圧力をかけた際には、MGMに残留することを拒みながらも、同社が大阪で統合型リゾート開発のための先導者となる日本に引き続き関心を寄せていることをほのめかした。
「日本に関連して言うと、おそらく5月になると思うが、私はMGMリゾーツの会長兼CEOとして、ビル・ホーンバックル(MGM社長兼最高執行責任者)を含むグループを先導し、大阪府民にMGMとオリックスがなぜ大阪IRの好ましい事業パートナーであるのかについて話すだろう。MGMとオリックスが最も信頼があり、最も迎合でき、最もダイナミックな企業で大阪の安全な事業者となりうる理由を」と、ムーレン氏は述べている。
「そして、私は日本のIRプロジェクトに関与することになると確信している。もっと明確に言うと、おそらく私は月日を経ても日本のIRプロジェクトにさらに関与するだろう」
ムーレン氏は、MGMリゾーツの取締役会の地位を保持するかどうかをについては明確な言動は避けたが、後任を任命する際に「私はできる限り支援する」と約束した。
「私は取締役会の希望に従う」と彼は説明した。「彼らが私に望むことには何でも応えるだろうと言った。私は(MGMリゾーツ、MGMチャイナ、MGMグロースプロパティーズ)の会長であり、最高経営責任者でもあるが、今後何が起こるのかを述べることは難しい。しかし、私が強く実感していることは、会社は以前よりもずっと良い位置にいるということだ」