MGMリゾーツ・インターナショナルのジム・ムーレン会長兼CEOが、現在の契約期間が終了し、後任が指名された時点で辞任する予定であることを発表した。
この衝撃的な決断は、ムーレン氏が2008年に同職に就任してから12年、そして1998年にMGMリゾーツに初めて加わってから22年後に下された。
Inside Asiang Gamingが毎年発表するアジアゲーミング界で最も影響力のある人物のランキング「アジアンゲーミングパワー50」の2019年版で16位にランクインしたムーレン氏は、辞任を発表する中で、後任が指名されるまで会長兼CEOの職を継続して務めると明かし、MGMの取締役会は、「迅速に最高執行責任者の役割を担う候補者を見つけ、評価するために」、独立取締役による委員会を設置している。
ムーレン氏は、「MGMリゾーツは私の職歴に置いて最もやりがいのある充実した経験だった。世界中で、何百万人ものゲストに思い出に残る体験を日々提供するこれほどに才能ある仲間たちと一緒に働けたことを光栄に思う。
当社には頑丈なリーダーシップチームがあり、彼らが私の後任と共に、継続して会社の成長と拡大の流れを続けていってくれると確信している。後任が指名されるまで、これまでしてきたのと全く同じようにこの会社を率いて、継続して戦略の実行に集中し、継ぎ目のない引き継ぎを支えることに全力を尽くしていく」と述べた。
ムーレン氏は、2008年の世界金融危機でMGMリゾーツを率いたことで高い評価を受け、また日本における同社の世界展開の取り組みに尽力してきた。