ドナコ・インターナショナルは、少数株主のうちの2人が同社の株式を取得、譲渡または処分することを抑制し、それら株式の権限を付与するための申請をオーストラリア買収委員会に提出している。
この申請が行われる前には、かつてドナコの取締役会役員を務めていた、失脚した創業者のジョーイ・リム氏の親友、ジェラルド・タン氏とパトリック・タン氏が最近同社の現取締役全員の解任、そして彼ら自身を含む5人の人物がその役職に入れ替わりで就くことを求める通知を出していた。
これらの通知は無効であると見なされた一方で、最近ドナコの19.25%の株式を取得したアジア拠点の投資会社、オンヌット・ロードがこの問題を2019年11月29日に行われる年次株主総会での株主投票で決議することを呼びかけていた。
オンヌット・ロードは、現取締役会への支持を表明している。
それに続いてジェラルドおよびパトリック・タン氏によるドナコ株の一切の移動を阻止するために出された今週の買収委員会への申請の中で、ドナコは、「(数ある中で)請求人および特定の他の人物が、会社法(Corporations Act) 2001の606節および大量保有通知条項に反して、DNAの取締役会の構成やDNAの業務執行を支配またはそれに影響を与えることを目的とした計画のために結託している。DNAは請求人およびその関係者がDNA株を取得、譲渡または処分することを抑制することなどを含んだ暫定命令を求める。DNAは請求人およびその関係者が実質的に保有するDNA株の売却権限をASICに付与することを含んだ最終命令を求める」
ポイペトにあるスターベガス施設のタイの元ベンダーとの間でカンボジア、シンガポールそしてオーストラリアでも法廷闘争に巻き込まれているドナコは最近、「過去のことは忘れるという公式声明」として社名を「パン アジアン レジャー」に変更したいと明かしていた。