メルコリゾーツのローレンス・ホー会長兼CEOは、年末までにスタジオシティ第2フェーズの工事を開始する計画であると話す。
同社は以前に掲げていた9月までの着工という目標を達成できず、今回の予定を変更した。それによってメルコには政府から課された2021年7月24日という完成期限までには18カ月と少ししか残されていない。
19年第3四半期の業績報告で最新情報を提供したホー氏は、「年末前に建設を開始できることを願っており、スタジオシティの拡張に13.5億米ドル(約1,470億円)から14億米ドルの予算を組んでいる。これには2棟のホテルタワー、シネプレックス、世界最大級の屋内ウォーターパークそしてゲーミングスペースの追加が含まれる予定だ」と述べた。
メルコはまた、2020年の旧正月直後にシティー オブ ドリームスにあるヌワ(Nüwa)ホテルの全面改装を開始する準備も進めており、工事には約15カ月かかることが予想されている。同時に、同社が2021年の旧正月までのオープンを願うモーフィアスの新しい高級ヴィラ3棟の設計にも現在取り掛かっている。
マカオリゾートの最高執行責任者、デイビッド・シスク氏は、「モーフィアスを建てた際に手を付けていないスペースが一部あるために、3棟のヴィラ用のスペースはある。他にもスペースがあり、2部屋の大きなスイートの追加を目指している。それに関してはまさに今設計を行っており、オープンすればかなり素晴らしいものになるはずだ。非常に現代的なデザインだ。我々のためにDucasseとVoyagesを設計してくれたデザイナーと同じデザイナーで、フランス出身の非常にダイナミックな人物だ」と述べた。
ヌワの改装とモーフィアスへのヴィラの追加の他に、メルコによるシティー オブ ドリームス大改造には、カウントダウンホテルの刷新も含まれており、2021年のオープン時にはLIBERTINE(リバティーン)に改称することが決まっている。