エイマックス・インターナショナル・ホールディングスが、同社の会長兼CEOが所有する会社と連続で契約を交わし、カンボジアのシアヌークビルに新たにオープンしたホテル兼カジノにある4台のゲーミングテーブルを同社がリースし、管理していく。
契約の条件の下で、エイマックスの子会社、ビクター・マインド・グローバル(VMG)は月額120万香港ドル(約1,665万円)のレンタル料を支払い2020年9月30日までの11カ月間、呉文新(Ng Man Sun)氏が100%所有するライオンキング・エンターテインメント・カンパニーからテーブルをリースする。呉氏はエイマックスの会長兼CEOであるだけでなく、同社の27.74%の株式も保有している。
このリース契約によってライオンキングは、カジノのマスマーケットエリアに設置され、バカラに指定されるゲーミングテーブルの管理・運営を継続して担当し、VMGが全費用を負担する。VMGにはまた、全ハウスウィンおよびロスへの100%の資格が与えられる。
リース契約の完了に続いて、譲渡契約が発動し、ライオンキングは5年間、総額1.2億香港ドルでゲーミングテーブル営業権をVMGに譲渡する。
この取引を発表する中で、エイマックスは、バヌアツでオンラインゲーミング営業許可を持つフォレンツィア・エンタープライズ(Forenzia Enterprises Limited)の60%の株式全てをライオンキングに譲渡することでゲーミングテーブル営業権の引き継ぎ費用を負担する予定であることを明かした。フォレンツィアには5,800万香港ドルの価値がつけられておおり、残りの6,200万香港ドルは、譲渡契約の発動時に約束手形を発行することで支払われる。
当該ホテルは、シアヌークビルにあるサンシャイン ベイ ホテルで、ライオンキングはホテル事業者との間でカジノリース・運営契約を交わしており、同社には2038年9月30日までの20年間カジノおよび「所定エリア」へのリース権が与えられている。2019年10月9日に開業したこのカジノは、センチュリー・エンターテインメントと呼ばれており、ホテルの4階5階部分の2,586㎡を占拠し、その中にはレストラン及び事務所スペースも含まれている。
閉鎖されたマカオのギリシャ神話カジノに持っていた4,500万米ドル分の株式を最近除却処理したエイマックスは、最初の11カ月間のリース契約は、2020年9月に全面管理を開始する前に、同社にゲーミング営業に慣れる時間を与えるために作られたと述べた。
同社は「シアヌークビル市のゲーミング市場に潜在的な魅力を感じており、できる限り早く同カジノでの営業を開始したい」と述べた。