フィリピンの統合型リゾート、オカダ・マニラでは9月、ゲーミング粗収益(GGR)が前年比30%増の31.6億比ペソ(約66.29億円)にのぼり、調整後セグメントEBITDAは242%増の5.54億比ペソとなった。
親会社の株式会社ユニバーサルエンターテインメントの月次実績報告によると、マスマーケットがトップパフォーマーではあったものの、全ゲーミングセグメントを通じてプラスの結果が感じられ、マステーブル収益は48.9%増の7.67億比ペソ、そしてゲーミングマシン収益は32.8%増の9.1億比ペソにのぼった。オカダでは、テーブル効率の最大化を図る取り組みの中でマステーブル数を削減したために、この月のマステーブル取扱高は、8月の15%増よりも低い8%の成長となった。同施設では、2か月前には232台のマステーブルが稼働していたのに対して現在は207台となっている。
VIP収益は9月、14.8億比ペソへと前年比19.7%増に留まり、その背景には勝率の低さがあった。VIPローリングチップは実際前年比で54%の成長となり、7月の26%、8月の33%から急速に増加していることを示している。
金曜のレポートの中で、ユニオン・ゲーミングのジョン・ディクレー氏は、「我々がオカダ・マニラでのマスマーケットの成長に注目する一方で、VIPは我々の予想を上回り続けており、短期的なプラス面であることを示している」
同社のマスフォーマンスに関して、ディクレー氏は、「19年第3四半期は、同施設にとってマステーブルとスロット効率で新たな基準が設定され、一日当たりの勝ち金はそれぞれ123,681比ペソと11,860比ペソになる」と付け加えた。