プノンペンで独占営業を行う統合型リゾート、ナガワールドの驚異的な成長は一切衰えていないようだ。2019年最初の9カ月間でゲーミング粗収益(GGR)は20%増、そしてゲーミング純収益は29%増となっている。
GGRは12.9億米ドル(約1,393億円)、ゲーミング純収益は6億1,620万米ドルに達したこの好調な結果の背景には、VIPおよびマスマーケット両セグメントでの取扱高の大幅増加があったとナガコープはカンボジア事業の近況報告の中で述べた。
マステーブルのバイインは2019年9月30日までに前年比で38%増加し、12.2億米ドルにのぼり、マステーブルの1日平均収益はテーブルあたり5,744米ドルから7,681米ドルへと増加した。EGMの掛金総額は20.5億米ドルへと28%増加した。
VIPローリングチップでは取引高が338.7億米ドルへと35%の増加となり、ナガコープは特により高額のテーブルリミットに強い需要が見られているナガ2への出張客、観光客そして客足の増加を理由として挙げている。また、「世界的に有名なマカオベースのジャンケット事業者」2社が加わったこともその理由の1つだと述べた。事業者2社は固定ベースの営業を立ち上げ、ナガワールドにVIP客をもたらし始めている。
ナガコープは、「東南アジアや北アジアからのVIP顧客がうまく分散した状態を保っており、中国人の出張目的での訪問とチェックインが増えている」と述べた。