ハッピーバレー競馬場での水曜夜のレース開催が中止となったことで、香港ジョッキークラブ(HKJC)は直近で香港の政情不安による打撃を受けた団体となっている。
レースは、水曜に出走する予定をしていた香港ベットという馬の共同所有者である何君堯(ユニウス・ホウ)立法会議員が最近、7月に元朗でデモ隊を攻撃する動画が撮影された体制支持派の行動を支持するコメントを出した後で中止となった。それらのコメントによって、現地香港グループは何氏のHKJCメンバーシップのはく奪と香港ベットを今後すべてのレース開催から撤退させることを求めることになった。
HKJCはそれらの求めに反対しているが、水曜のレースのスタート予定時間の数時間前にメディア声明を出し、徹底したリスク評価を実施し、人々および馬たちの安全確保のために中止すべきという結論に至ったと述べた。
HKJCの広報担当者は、「我々の懸念は、今夜の近隣での社会不安の可能性、ハッピーバレー競馬場での混乱の非常に現実的な脅威または暴力の可能性、そして夜を通じて競技場を出入りする競馬ファン、ジョッキー、従業員、馬たちのためのハッピーバレーと銅鑼湾内および周辺の輸送に関する不確実性に関係しています。これは非常に困難で、最も残念な決定ではありますが、当クラブにとっては公衆安全が最も重要です。競馬コミュニティと香港の皆さまが、我々がそのような措置を取る理由を理解して下さることを願っています」と述べた。
同クラブは、賭け金の返金および競技場の予約に関する最新情報は追って発表すると付け加えた。