アリストクラート・レジャーの米拠点子会社は、スロットマシンメーカーのキャッスルヒル・ゲーミングに対して提起していた知的財産権侵害の疑惑をめぐる訴訟で和解に達した。
アリストクラートが2014年に13億米ドル(約1,396億円)で買収したビデオ・ゲーミング・テクノロジーズ(VGT)は2017年、特定のVGTの商標、トレードドレスおよび企業秘密の侵害を申し立て、訴訟を提起した。
和解条件の下で、キャッスルヒル・ゲーミングはVGTに現金で300万米ドルを支払い、「New Money」、「Arctic Cash」、「Arctic Ice」、「Welcome to Nugget Mountain」というゲームのタイトル、関連するあらゆるアートワークやキャラクター、または同ゲームのあらゆるバリエーションを変更し、これ以上の使用を停止する。また、2020年4月1日までに特定のマシン機能やペイテーブルを取り除き、これ以上の使用も停止する。
アリストクラート・テクノロジーズのヘクター・フェルナンデス社長は、「この和解は、マーケットトップのクラスIIポートフォリオを含む自社の知的財産を守るというVGTおよびアリストクラートの決意を再度確認するものだ。我々は今後も自社の資産の保護において、主体的かつ積極的な姿勢で臨んでいく」と述べた。
VGTはアリストクラート・テクノロジーの子会社で、その親会社となるのがアリストクラート・レジャー。