マカオのカジノ収益は逆風にさらされているかもしれないが、マカオへの訪問客数は継続して伸び続けており、7月は前年比16.3%増の3,530,233人にのぼった。
陸路での訪問数が49.0%増加したことを発表したマカオ政府統計調査局(DSEC)は、港珠澳大橋の開通を増加の主な理由として挙げている。その中の1,839,002人がボーダーゲート経由で到着し、前年比20.5%の増加、そして橋を通って訪れた人は553,026人だった。空路での訪問数が14.7%増の323,785人となった一方で、フェリーでの訪問数は544,268人へと43.6%の減少となった。
いつものように訪問客の大半は中国大陸からの訪問客で、前年比18.5%増の2,569,941人だった。とりわけ、粤港澳大湾区の珠江デルタの9つの都市からの訪問客が982,429人へと前年比で27.5%の急増となり、中でも珠海市からの訪問客は50.2%増の276,137人、そして広州市は21.1%増の198,743となった。
7月も、宿泊客が1,714,484人とたった4.7%の伸びであった一方で、日帰り客は1,815,749人へと29.9%増加し、増加の大部分を占める結果となった。
2019年最初の7か月間の訪問客数は前年比20.0%増の23,814,866人にのぼった。