フィリピンを拠点にするメガワイド・コンストラクションは、マクタン・セブ国際空港に隣接するカジノ開発計画を撤回した。
メガワイドは2016年、空港に隣接する6ヘクタールの土地に多目的施設の開発を計画していることを明かし、その当時「カジノへのチャンス」があり、多くの世界的ゲーミング企業大手と協議を行なったと述べていた。
しかしメガワイドは、月曜のフィリピン証券取引所への報告書の中で、提案中のパートナーである実業家のデニス・ウイ氏が、同氏が所有するウデンナ・コープを通じてマクタン島に3億米ドル(約325億円)の独自カジノ計画を推し進めているためにカジノ計画はもう進めていないと述べており、それらの計画は中止になっている。
その代わりにメガワイドは、同空港の複合施設近くに3つの新しいホテルの建設を予定しており、350部屋を持つ最初のホテル建設を年末までに開始し、2年以内に営業を開始するとしている。
メガワイドの広報主任兼ブランディング部長のマニュエル・ルイ・フェラー氏はManila Standard紙に対して、「当社は間もなく世界的なホテル事業者とホテル運営のための契約を締結する。セブ、特にマクタンではMICE施設と共にホテル開発への大きな需要がある」と語った。