厳格化されたマカオの禁煙法施行から6か月間に起こった喫煙違反行為の四分の一以上についてカジノが責任を負っていた。
マカオ衛生局が公表した統計によると、当局は年初から2019年6月末までの間におよそ175,000回の調査を実施し、うち2,941件が起訴された。その中でカジノは775件、26.4%という最大の起訴件数を記録し、公園、庭園および休憩エリアでの499件とマカオ国際空港での330件がその後に続いた。
最も注目すべき点は、記録された775件の違反行為は衛生局とゲーミング監察協調局によるカジノへのたった795回の合同調査で摘発されたものだった。
衛星局はマカオにある34軒のカジノで616の喫煙ルームの承認申請があったことも明かし、そのうちのカジノ31軒、562部屋にゴーサインが出されている。喫煙ルームの承認を受けたカジノには、サンズ・マカオ、ザ ベネチアン マカオ、サンズコタイセントラル、シティー オブ ドリームス、MGMマカオ、ウィン・マカオ、ウィン・パレス、ブロードウェイ、ギャラクシー・マカオそしてポンテ16などがあった。
マカオは、2019年1月1日付で新たばこ規制法を施行し、カジノのVIPエリアでの喫煙禁止などを含め、街中での禁煙エリアを拡大させた。現在喫煙が認められているのは、特別に空調設備が整えられた喫煙ルーム内のみとなっている。