米部族カジノ事業者であるモヒガン・ゲーミング&エンターテインメントはギリシャの建設大手、GEKテルナと提携契約を結び、アテネでのカジノリゾート開発の入札を行うことを発表した。
ヘリニコン国際空港の跡地に位置するこのカジノはラムダ・ディベロップメント が建設するさらに大きな80億ユーロ(約9,730億円)規模の統合型リゾートの一部となる予定で、中国と湾岸投資家が資金援助を行う。 開発には、高級レジデンス、ホテル、ヨットハーバー、エンターテイメント施設、小売店舗、飲食店、MICE施設そしてカジノ複合施設が含まれる予定。
ギリシャゲーミング委員会(Hellenic Gaming Commission)は2月に入札を呼びかけており、全ての入札に30年間のカジノライセンスへの最低3,000万ユーロという額が設定されている。委員会は広範囲から関心が寄せられていると述べており、モヒガン-GEKテルマの入札が公表された入札第一号となる。
モヒガンは、仁川で間もなく着工する韓国の統合型リゾート、インスパイアを通じてアジアに初進出するなど、最近の数多くの世界的拡大への取り組みを続けており、同時に同社は北海道でも日本の地域型IRライセンスの獲得も目指している。