ウィン・リゾーツは、前会長兼CEOのスティーブ・ウィン氏のセクハラ疑惑に関する報告を怠ったとしてマサチューセッツ州ゲーミング委員会(Massachusetts Gaming Commission)から科された3,500万米ドル(約38億3,029万円)の罰金について上訴しないことを発表した。
しかしながら、取締役会は現CEOのマット・マドックス氏に対する調査結果については同意しないと述べ、同氏の代理としてマドックス氏に対する50万米ドルの罰金をウィンが支払う。
文書の中でウィン・リゾーツは、独自捜査におけるネバダ州ゲーミング管理委員会の以前の調査結果について言及し、同社が「マッド・マックス氏のネバダ州での高い評価を最近再確認し、同氏が『パラダイムシフト』を生み出したこと、そして『素晴らしい是正処置』を行ってきたことを称賛している。マットのリーダーシップは、当社が創業者主導の企業から革新的な国際的企業へと変革するために、これまでも、そしてこれからも不可欠だと考えている。マットは、より多様化した、開放的かつ尊重し合う職場文化を作り上げてきた。そしてそれら全てが会社の事業計画を実施することへの焦点を維持しながら行われている」と述べた。
ウィンは、マックス氏が問題を終結させるために独自で上訴を行うという選択肢を放棄したことを受けて、同社への3,500万米ドルの罰金、そしてマックス氏への50万米ドルの罰金の両方を火曜に支払ったことを明かした。
同社は6月23日に、待望のアンコール・ボストンハーバーを正式開業する予定。