日本で第二位の規模を誇るパチンコホール事業者のダイナム・ジャパンでは、2019年3月期、経費削減と利息減少によって純利益が15.6%増加して126億円に達した。
ダイナムは、高貸玉店舗から射幸性の低い低貸玉店舗へとその焦点を変更することで、パチンコ事業の再活性化を積極的に推し進めてきた。
同社は、決算報告の中で、「地域のインフラとして『パチンコを誰もが気軽に楽しめる“日常の娯楽”に改革する』というビジョンを掲げてきました。“日常の娯楽”を実現するためには、お客様が店舗において費やす時間とお金が日常の娯楽として受け入れられる水準にマネージしていく必要があります。そこで当社グループでは、経営方針の一つに掲げるチェーンストア経営を実践してます。多店舗展開による強みを活かし、店舗の運営のすべてをローコストで運営できる仕組みを構築してます。低コストでパチンコホールを運営することは、お客様にも低い遊技金額で楽しんでいただける余地が広がるため“日常の娯楽”の実現につながるのです」と述べた。
ダイナムのこの年の収益は3.8%減の1,464億円で、貸玉収入はほぼ横ばいとなる前年比0.8%減の7,689億円だった。