多くの問題を抱えるサイパンの統合型リゾート事業者、インペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)が申請していたカジノライセンス契約への2つの修正案が、宝くじ委員会(Lottery Commission)によって承認された。
しかし、最近インペリアル・パレスに改称されたIRの完成期限の更なる延長申請については、まだ検討されていないことが現地メディアの報道で明らかになった。
火曜の会議で宝くじ委員会は、IPIは北マリアナ諸島自治連邦区のカジノ法が求める客室数2,000室の中に、自社または提携企業のどちらかによって、関連の近隣地区に今後作られるホテル客室数を含めることが許可されるだろうと述べた。
宝くじ委員会は、IPIの大株主であるインベンティブ・スター・リミテッドが同社への保有比率を以前の下限である51%以下、そして最大で10%にまで希薄化させることも許可する予定。この変更は、インペリアル・パレス・サイパンのフェーズ2の建設開始に必要な追加資金を調達するために、IPIが新株を発行できるようにする目的で行われる。
IPIは、同IRの第1フェーズの一部を2019年9月30日までにオープンさせる予定であることを最近発表した。
今回の修正は、2014年以降に行われたIPIのカジノライセンス契約への9回目と10回目の修正を意味している。
IPIはさらに2つの申請を提出しており、その中には完成期限を現在の2021年2月28日から2022年8月22日までさらに延長することが含まれているが、今回の会議では議論されなかった。