ウィン・マカオでは、コタイにある統合型リゾート、ウィン・パレスの好調な業績に後押しされて2018年12月期の営業収益が16.3%増の395.9億香港ドル(約5,582億円)にのぼった。
18年度の業績を昨夜発表したウィンリゾーツの子会社、ウィン・マカオは、株主に帰属する利益が68.8%増の62.5億香港ドル(約881億円)、調整後EBITDAが26.8%増の107.8億香港ドル(約1520億円)となったことも明らかにした。
カジノ収益は15.5%増の341億香港ドルとなり、テーブルゲーム粗収益が2017年の130.6億香港ドルから174億香港ドルへと33.2%の成長を見せたマス事業が大きく貢献した。その増加は、ウィン・パレスとウィン・マカオの両方での取引高の増加とマスマーケットテーブルゲームでの収益率の増加にけん引された。
スロット収益も、スロットマシンの掛け金総額が17.3%増加したことによって14.6%増の28.6億香港ドルにのぼった。
2018年のVIPテーブルゲームの粗収益は、ウィン・マカオでの取引高のわずかな減少にもかかわらず、2.6%増の271.3億香港ドルとなった。ウィン・パレスのVIPテーブルゲーム売上高は16.9%増の4,788.2億香港ドルとなり、VIP収益は26.8%増の146.9億香港ドルにのぼった。
18年度のカジノ以外の純収益は21.8%増の55億香港ドルとなり、営業総収益の13.9%を占めた。ホテル収益はウィン・パレスとウィン・マカオの両方で平均客室単価と稼働率が増加したことが主な要因となり、31.1%増の22.2億香港ドルとなった。
ウィンは、この年ゲーミング税と保険料で合計189.3億香港ドルを支払ったことを報告した。マカオの法律では、企業はゲーミング粗収益に対して税率35%で課税され、その収益のさらに4%を公共開発と公共施設への寄付として支払うことになっている。