バングラデシュ銀行の8100万米ドル(約88億円)の強盗事件は、リサール商業銀行(RCBC)の元従業員6人に対する容疑が晴れておらずまだ未解決となっていると、フィリピン法務省が発表した。
RCBCのマイア・デギト支店長が先週マカティ裁判所でマネーロンダリングによる有罪判決を受けた後で、事件が継続中であることが確認された。
この強盗事件で約2900万米ドル(約31億円)が、マニラのソレアリゾート&カジノのVIPルームを通して資金洗浄されたという容疑がかけられている。
現地メディアのPhilippine Starによると、リチャード・アンソニー・ファデュロン検事総長が残りの従業員に対する容疑がまだ晴れていないと述べたという。
検察側が起訴するための相当な理由を見つけた場合、元従業員に対する別の裁判が開かれることが予想されている。
ジャンケットオペレーターのキム・ウォン氏とウェイカン・シュ氏、送金会社Philremの2名の従業員そして資金洗浄コンプライアンスオフィサーのアンソニー・ペレホ氏を含むその他多数の人への起訴はすでに取り下げられている。