ビクトリア州政府は、元保健省長官のフラン・ソーン氏を同州の新たなギャンブル規制当局の初代議長に任命したことを発表した。
同氏は、2022年1月1日から最初の3年間任務に就き、同州の賭博およびカジノ管理委員会(VGCCC)の設立及び、業界の管理・監督の両方を担うことになっている。
ビクトリア州賭博および酒類規制委員会(VCGLR)から同州のギャンブル業界の規制を引き継いだ専門のカジノ・ギャンブル規制当局の設立は、先日の王立委員会のクラウン・メルボルンに関する決定による影響を一部受けている。この決定では、最終的にクラウン・リゾーツがカジノライセンスを保持するのに不適格であることが判明したが、適性を証明するための2年間の期間を付与されている。
前任者がクラウンを適切に管理するための能力不足であるという懸念の中、8月に初めて発表されたのは、酒とゲーミングの分離により、VGCCCは「カジノとギャンブル事業者の規制と損害の最小化だけに専念する」ことが可能になるということだ。これはカジノ専門部門とカジノ事業者のみに重点を置く委員と共に行われる」。
酒類規制の責任は、法務・地域安全局(DJCS)に移管される予定だ。

23日(火)の発表によると、同州保健省の前長官であったソーン氏は、過去に重要な政府サービス改革を設計および実現化している。また政策、計画、資金調達や規制に関して政府全体で関わっており、これらの経験を新しい規制当局に活かすつもりだ。
消費者問題、賭博および酒類規制大臣のメリッサ・ホーン氏は次のように述べている。「ソーン女史は、新しいカジノとギャンブル規制当局が効果的かつ効率的な運営を忠実に行うのに必要不可欠な模範的な技能と経験を持っている。
我々はVGCCC設立のために向け迅速に行動しており、新議長の任命やガバナンスの取り決めの最終決定をおこなった。そして、この重要な任務の専門的な監視を法務および地域安全局に酒類規制を移している。
我々はこれらの変更を行うことで、目的に合致した、酒とギャンブルの規制に特定且つの個別の焦点を当てたやり方に戻ることになるだろう」。