中国の航空会社は、来たる5月の連休に向けて、主要都市である北京と上海からマカオへの便数を増やすことを計画中である。これはマカオの回復スピードが加速し続けていることを示している。
投資銀行モルガン・スタンレーからの今週の一連のレポートによると、航空会社はより多くの旅行者を見越して便数を増やしており、4月29日〜5月5日の週の北京ーマカオ便は、2019年比で年初来からの68%減から36%減にまで回復した。
上海ーマカオ便も過去数日間だけで動きが見られ、2019年の総運航便数の46%から61%に回復しており、中国ーマカオ便は、2019年の48%から月曜日現在で52%に増加した。
モルガン・スタンレーのアナリストは今週、マカオへの飛行機での総訪問者数の10%がプレミアムマスまたはVIP顧客であると推定していると述べた。
「ほとんどのプレミアムマスおよびVIPの顧客は、飛行機でマカオにやって来る。」と同社は述べており、飛行機による入境はマカオのゲーミング事業者にとって富をもたらす輸送手段であることを示している。
マカオを訪れた2019年度の中国人観光客の約9%が飛行機を利用し、1日あたり6,600人、計240万人であった。
マカオへの便数が増加となったのは、先週マカオ政府観光局が15カ月ぶりに最多訪問客数を報告した後のことであった。ゲーミングアナリストはまた、4月の第2週のゲーミング総収益が1日あたり3億パタカ(約40.5億円)に到達したと述べた。