つい5日前にゲンティン香港の副CEOを辞任したリム・ケオン・ホイ(林拱輝)氏が、同社からナイトクラブブランドのZouk Groupを引き受けるようだ。
火曜、ゲンティン香港は、35歳でゲンティン・グループのリム・コック・タイ(林国泰)会長兼CEOの息子であるリム氏が1,400万シンガポールドル(約10.9億円)でZouk Groupを取得するための合意に達したことを発表した。
ゲンティン香港が2015年に取得したZoukは、シンガポールでZoukというナイトクラブを運営し、フランチャイズでクアラルンプールとリゾーツ ワールド ゲンティンに進出している。
ブランド売却の決定前の先月、ゲンティン香港は、増大する新型コロナウイルスの圧力の中で流動性を保持するためにグループの金融債権者への全ての返済を停止していた。その後、同社は、2020年上半期の7億4,300万米ドルという壊滅的な損失を受けて、「合意の基で支払い可能な再編ソリューションを実施していく」ために債権者たちの一部と会っていた。
火曜、同社は「迅速に対策を取り、キャッシュバーン率を下げるために積極的に経費を最小化し、現金を節約している。
継続して現金を節約し、非中核資産や投資の処分など、さらなる資金源を探し、クルーズ船営業の再開を待つ間、事業を持続する努力を続けていく。今回の売却によって当グループは非中核資産および投資を手放し、グループに流動性を与えることができるだろう」と説明した。
リム氏が他の事業目標に集中するためにゲンティン香港の副CEOおよび専務取締役としての役職辞任を発表したのはつい先週の事だった。同氏は2019年1月に副CEOに就任した。
