自民党大阪府議団の新幹事長に都構想賛成派 「大阪IR」に理解示す

　「大阪市」を廃止、新たに4特別区を設置し、二重行政の解消を目指す「大阪都構想」の賛否で割れている自民党大阪府議団の新幹事長に賛成派の原田亮氏が選ばれた。

　9日の総会で決定した。原田氏は大阪府庁での就任記者会見で11月実施予定の住民投票に触れ「賛成に大きくかじを切った運営をしたい」とコメントした。毎日新聞などが伝えた。

　これに対し、大阪市議団は一貫して「大阪都構想」に反対しており、今後の調整は難航を極めそうだ。

　また原田新幹事長は2025年大阪・関西万博の誘致に成功した点を強調し「府市一体となり、司令塔が一元化されるメリットは府全体に行き渡る」と改めて都構想賛成の効果を主張。カジノを含む統合型リゾート（IR）誘致などの成長戦略にも理解を示した。

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