韓国の済州神話ワールドを所有・運営するランディング・インターナショナル・デベロップメントが、完全子会社のステップワイド・ディベロップメンツをはじめ、ステップワイドの子会社であるジャンボ・ステップ、そしてランディング・コリアを1.2億香港ドル（約16.50億円）で売却することを発表した。
China Yueda Group Holdings Limitedという会社への今回の売却の中で最も注目すべき点は、ランディング・コリアが保有する資産、具体的には従業員用の研修センターに使用されることになっていた済州島の土地と建物が含まれていることだ。
月曜の報告書の中で、ランディングは「2017年のグループの統合型レジャー・エンターテイメントリゾートのスタートに続いて、当グループが開発したグループの研修活動を行なうための新しい研修センターが中核ビジネスや施設により近い場所に設置された。故に、それ以来当グループの研修活動は、別の場所でより効率的かつ費用効率の高い形で実施されており、ランディング・コリアが所有する土地建物の利用は2019年大幅に減少した。
当グループは、処分による売上金が、当グループの現金持高を強化する可能性があり、今回の処分が既存の事業運営に実質的な影響を与えることはない上に、処分によって、当グループが社内資源をより上手く活用し、配分することができるようにもなる可能性があると考えている。さらに、ランディング・コリアが所有する土地建物の維持管理、その他営業費用が売却完了後には必要なくなるために、この処分はまた当グループの事業の効率性を向上させ費用を削減する可能性もある」と述べた。
ランディングは、18年度に1,480万香港ドルあったステップワイド・ディベロップメンツの収益が2019年には150万香港ドルに落ち込み、損失が1,870万香港ドルから1億7,020万香港ドルに拡大したことに言及した。
Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、ランディングは、19年度にグループの損失が21.3億香港ドルに拡大しており、最近、済州神話ワールドの運転資金のために、株の第三者割当で1億3,700万香港ドルを調達していた。
