大成功！第1回[関西]統合型リゾート（IR）産業展

　火花がバチバチと飛んだ初日の海外IR7社幹部によるアピール合戦ほどではないにしろ、最終日の2日目も会場は熱気ムンムンだった。

　16日木曜日に最終日を迎えた第1回[関西]統合型リゾート（IR）産業展の中で各部門の専門家によるパネルディスカッションと講演が開かれた。

　午前中の「大阪成長型IRにおける地域経済の振興策とは」というテーマではグローバルミックス代表の勝見博光氏がモデレーターとなり、著書「カジノミクス」のあるギャラクシーエンターテインメントジャパン総支配人の岡部智氏、ラスベガス・サンズ国際マーケティング担当シニアバイスプレジデントで大商大で教鞭を執る中條辰哉氏らがパネリストとして登場。岡部氏は「大阪の特性を生かすことが成功へのカギ」と話した。

　第2部のテーマ「人材の育成」にはウィン・リゾーツ・ジャパンのクリス・ゴードン氏やIR部門を新設した大阪IR&ウェディング・ホテル専門学校の井垣貴子名誉校長らがパネリストとして登場。その中の1人でシーザーズ・エンターテインメントの日本代表、ウィリアム・シェン氏は「女性の登用は事業強化にもつながっている」と強調。ウィンのゴードン氏は「マカオ同様に開業から10年もすれば、管理職の90％は地元の人になるだろう」と予測した。

　第1回[関西]統合型リゾート（IR）産業展は2日間で1万人が来場。ラスベガス・サンズのアジアコミュニケーションアシスタントマネジャーの桑原陽子氏は「大阪IRへ向けた熱気を感じました」と話した。