電子ゲーミング機サプライヤーのRGBインターナショナルは、2019年アジア全土で1,770台の電子ゲーミング機の新規設置を目指しており、そのうちの1,300台がフィリピンで導入予定だと話す。
同社が現在実施するアジアへの拡大プランは、チュア・キム・シア専務取締役がマレーシアの新聞、The Starによるインタビューの中で説明した。同社は以前にテクニカルサポート・管理(TSM)部門のスピンオフを行い、香港証券取引所に上場させるという計画を発表しているがその計画が遅延を余儀なくされている状況の中で今回のインタビューが行われた。
チュア氏は、「フィリピンでは契約条件に基づいて…すでに600台ほどのゲーミングマシンが設置されている。残りは7月末までの設置を予定している。この1,300台のマシンは今後5年間で少なくとも5,000万米ドル(約55億9,934万円)の利益を生み出してくれるだろう」と語った。
RGBは他に、カンボジアで280台、ティモールで100台、そしてベトナムで最大180台の設置を目指しており、ミャンマーが外国人専用カジノの開発を許可する新法を5月に通過させる予定であることが最近明かされており、これも同社にとって新たな機会を作り出すことになる。
チュア氏は、「すでにミャンマーでカジノを運営する可能性のある事業者からの問い合わせを受けとっており、現在市場調査を行っている」と述べた。
TSM部門のスピンオフの遅れに関する質問に対しては、「香港で新規株式公開計画を実施できる状況になるのを待つ必要がある」と付け加えた。