インペリアル・パシフィック・インターナショナルは、同社がサイパンに建設中の統合型リゾート建設現場への米労働省による労働法違反捜査を受けて、未払い賃金、予定損害賠償額、そして民事制裁金の336万米ドル(約3億7,400万円)を同省に支払うことになる。
IPIの請負業者による違反は、最低賃金または残業代支払いの不履行、そして2016年1月から2017年12月までの約2年間の十分な記録を保管していなかったことに関係している。
現地紙のマリアナズ バラエティは、今週IPIの崔麗杰(Cui Li Jie)会長が北マリアナ諸島地方裁判所に提出された同意判決に署名したことを伝えている。
今回の判決の下でIPIはまた、「(同社の)賃金慣行を修正し、全ての請負業者に労働法にある最低賃金と残業代に関する条項に従って全従業員に時間給を支払うように賃金慣行を修正しその維持を求める」ことになる。
336万米ドルの支払いには、158万米ドルの未払い賃金、158万米ドルの予定損害賠償額、そして20万米ドルの民事制裁金が含まれており、2019年、2020年、そして2021年12月の三回に分けて支払われる予定。
IPIは最近、インペリアル・パシフィック・リゾートでの継続的な労働力不足によって2021年2月の建設期限に間に合わない可能性があることを通告していた。