香港政府は、中国本土とマカオとの国境再開に向けた大きな一歩として、12月10日(金)から新たな「香港健康コード」システムの運用と利用者登録を開始すると発表した。
入境制限緩和の正確な時期はまだ発表されていないが、「香港健康コード」システムは、本土で使われている健康コード追跡システムと連携することにより、香港、広東省、マカオ間の隔離なしの往来が可能となるよう特別に設計されている。互換性のないアプリ同士では、3つの管轄区域間の往来を再開する上で大きな障壁の1つと見なされていた。
しかし、このシステムは世界中の多数の類似システムと同様に、入境往来を許可する「グリーン」健康コードのみを表示する追跡システムを使用する予定だ。香港、広東省、マカオ間で隔離なしの往来が再開される際には、1日当たりの往来人数の上限が初めて設定される可能性がある。
Inside Asian Gamingは、マカオ当局が2つの特別行政区間の入境再開を行う計画の一環として、香港からの訪問客を対象とした特別システムの「青色健康コード」を導入する計画をしていたというニュースを6月に発表している。
その後マカオ政府は、すでに51のホテルが約2,700の指定客室で「青色コード」の宿泊客を歓迎することに同意していると発表していたが、8月初旬にマカオで新型コロナの新規感染が発生したため、その計画は取り止めとなった。