サンシティグループCEOのアルヴィン・チャウ氏と報道では言われている47歳の実業家、チャウ容疑者は、週末に逮捕された後、犯罪組織、違法賭博、マネーロンダリングの容疑で保釈を拒否され、11月29日(月)の早朝にマカオのコロアン刑務所に移送された。
一部の中国語メディアの報道によると、チャウ容疑者は28日(日)に約14時間の取り調べを受けた後、刑事裁判所が検察院からの強制勾留の勧告を受け入れた。同容疑者は29日(月)午前6時頃、コロアン刑務所に移送された。
香港のAll-In Mediaによると、チャウ容疑者は裁判のために同刑務所に移送された6人のうちの1人だという。
これは、マカオの司法警察局(PJ)が、越境賭博とオンライン賭博に関する中国本土の調査の一環として、27日(土)に逮捕された11人の中に、チャウという姓を持つ47歳の居住者の名前を挙げたことによるもの。この11人はいずれも、違法賭博やマネーロンダリングに関わる犯罪組織の幹部であると、日曜日の記者会見で主張された。
チャウ氏本人かどうかと同様に、この犯罪組織の正確な名前は当局によって言及されていないが、VIPプロモーターのサンシティグループであると広く報道されている。
同社の香港上場企業は、ベトナムのIRホイアナの合弁事業のパートナーであり、マニラでは10億米ドル(約1,140億円)のカジノホテルを開発しているが、その子会社であるサミット・アセント・ホールディングス(ロシア・ウラジオストクのカジノリゾート、ティグレ・デ・クリスタルの大部分の所有者)と同様に、月曜日の午前9時をもって取引を停止した。
同社は提出書類の中で、「当社の内部情報に該当する、当社の執行取締役であり、取締役会会長であり、支配株主である周焯華氏(アルヴィン・チャウ)に関する報道について、発表が行われるまで」、同社の株式の取引を停止したと述べた。
PJは日曜日の記者会見で、チャウ氏という男性の逮捕は独自の2年間の調査に基づくものであり、その48時間前に中国浙江省の温州市公安局が、温州市人民検察院からアルヴィン・チャウ氏の逮捕状発行の承認を得たと発表したこととは無関係であることを強調。
同局はチャウ容疑者を、サンシティグループ・プロモーションカンパニーを代表して、越境賭博の運営を通じた「中国でのカジノ開設」で告発し、「中国本土で資産管理会社を設立し、賭博師が資産を賭博チップに交換するサービスを提供し、賭博の借金の回収を支援し、顧客の越境資本交換を支援し、地下銀行を利用して賭博師に資金決済サービスを提供した」としている。